今月の話題 ~8月~

要介護認定制度の見直しについて

要介護認定事務の簡素化や効率化の観点から要介護認定の見直しが行われ、2018年4月1日申請分から次の2点が改正されました。遅ればせながら報告したいと思います。

1.認定審査会の簡素化

要件に合致した認定申請について、コンピューターの1次判定の要介護度を審査会における判定結果とするものです。

<簡素化対象となる要件>
(1)第1号被保険者であること
(2)更新申請であること
(3)一次判定における要介護度が前回認定結果の要介護度と同一であること
(4)現在の認定有効期間が12ヶ月以上であること
(5)一次判定における要介護度が「要支援2」または「要介護1」である場合、状態の安定性判定が「不安定」でないこと
(6)一次判定における要介護認定等基準時間が、一段高い要介護度から3分以内でないこと

①以上の要件を満たしているものであるかを1次判定ソフトが判定し、満たしている場合に簡素化の対象者であることが1次判定結果に表示されます。
②簡素化対象者について、審査会委員は主治医意見書と特記事項票の写しを確認し、1次判定を確定させ、審査を行わずに最終的な判定結果とします。
③簡素化対象者であっても、審査会委員から申し出のあったケースはついては従来通り1次判定の修正や介護の手間に係わる審査が行われ、この結果を最終的な審査判定とします。

このように審査会を簡素化して判定された場合であっても、審査会を介していることから認定審査会を実施した扱いになります。

なお、簡素化の実施の有無にかかわらず、保険者が認定結果に責任を持つことに変わりがないことから、保険者が申請者に対して簡素化についての特段の説明をする事は義務付けられていません。また、認定調査員に対しても簡素化実施の説明については特に言及がありません。
なお、審査会の簡素化は4月1日以降すべての市町村が実施しているのではなく、検討中としている市町村も多いようです。

厚労省がHPに載せているフロー図は以下のようになっています。

2.認定有効期間の延長
更新申請における認定有効期間の上限延長が可能となりました。
具体的にはこれまで更新申請の認定有効期間の範囲が3ヶ月~24ヶ月であったものが、最長36ヶ月まで延長可能となりました。なお、新規申請、区分変更申請については従来通り3ヶ月~12ヶ月です。前述の簡素化対象者は原則36ヶ月になるようです。

 

 

 

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