審査会に伝わる特記を書く∼1月∼

定義に含まれない介助の手間を特記事項に記載する~5群~

審査会に伝わる特記を書く∼12月∼"に引き続き、実際に行われている介助が項目の定義に含まれていない場合や頻度が少ないために、選択肢を「介助されていない」と選択している場合の、特記事項に記載しないで提出してしまいがちな具体例の「第5群」を挙げてみました。

定義に含まれない・頻度が少ない介助の具体例

 項目    ケース 
薬の内服 飲み忘れがあるため、家族が毎回「薬を忘れないように」 と声かけをしている。内服の確認はしていない。
  薬と水は自分で準備して内服している。 家族がその都度内服したか本人に聞いて確認している
  自分で内服薬を管理して1日3回飲んでいる。 日中独居で、歩行が困難なため毎朝家族が内服用にペットボトルに水を入れて本人に渡している
金銭管理 ベッド中心の生活で通帳の管理と収支把握は自分でしている。 妻に引き落としを頼み、生活費を渡している。妻が生活費全般の管理をしている
  通帳管理や収支把握も自分でしている。 財布も自分で持つが、手指の振戦が あるため受診の際などは毎回妻が付き添ってタクシー代や診察料を払っている
  手指振戦があり自分で引き落としができない。引き落としは家族に頼んでおり、細かな収支の把握はしていないが、大まかな金銭の出し入れや貸し借りは把握している
買い物 独居で歩行困難だが援助者がおらず自分でコンビニに食材等を買いに行く。途中で転倒したり、100m程の距離に30分も掛かっている。店内での買い物は一人で出来る
  脳梗塞後遺症で不全麻痺がある。買い物の一連の行為は自分でするが、買った物の持ち運びは毎回夫がしている
  自分でスーパーに行って日用品や食材を買っているが、物忘れがあり、同じものを購入することが多い。近くに住む娘が時々訪ねて不足しているものを買い足している。同じものを購入した場合でも返品する手間にはなっていない
簡単な調理 長男家族と同居しており日中は独居。朝の炊飯と朝夕のおかずの調理は嫁が毎日している。 対象者は日中自分で惣菜を温めて食べており、 時々煮物を作ったりもしている(炊飯は便宜上嫁がしているが、惣菜の温めは自分で行っており、状態像から簡単な調理は介助されていないと判断した例)
  独居で、 近くに住む娘が自分の家で作ったご飯や調理した惣菜を毎日持って来る。 対象者は自分では調理はせず、いつも娘からもらったものを温めて食べている
  経管栄養の流動食は温めないが白湯で割って温かくして流している
  住宅型有料老人ホームに入居中。食事は有料の宅配サービスを利用しており、今の季節は温め直すことなく食べている

 

参考になったでしょうか?

特記事項票に記載スペースがあり、「介助されていない」を選択してはいるが実際には何らかの介護の手間がある場合、ぜひ具体的な状況を特記事項に記載して対象者の生活状況を審査会に伝えるようにしましょう。

明けましておめでとうございます。

今年も「特記事項の書き方」をよろしくお願いいたします。

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