審査会に伝わる特記を書く6月|座位保持・両足での立位保持

特記記載例とポイント

記載例  座位保持

できる
腰痛がありコルセットを使用している。コルセットなしでは何かにつかまらないと座位姿勢を保持できないが、コルセットをすれば掴まらなくても座位保持が出来る。起きている間はずっとコルセットを使用している。 ポイント/座位保持の状況と、コルセットを日常的に使用していることを記載する。

 

施設入所しており、車椅子での生活。調査の際は背もたれにもたれていたが、日頃食事やレクリエーションをする際は背もたれに寄りかからず座位保持できていると職員から聞き取る。 ポイント
車椅子生活ではあるが、日頃から背もたれがなくても10分間程度の座位保持ができていることを記載する

 

自分の手で支えればできる
椅子の肘当てを掴み、肘当てに寄りかかるようにして座位保持する。 ポイント
自分の手で支える必要がある状況を記載する
腰曲がりが強く、座位になる際はテーブルに手を付いたり、膝の上に手を置き腕に加重するなどして保持している ポイント/テーブルや自分の身体の一部に手を付かないと保持できない状況を記載する

 

支えてもらえばできる
自分でベッド柵に掴まっていれば背もたれがなくても短時間は座位保持できるが、10分間の座位姿勢の保持には背もたれが必要である。 ポイント/項目の定義の姿勢を保持するには背もたれが必要な状況を記載する
背もたれがあっても上体を30度以上に起こすと姿勢が崩れる。姿勢が崩れないように脇をクッションで支えたり、介護者が肩を支えればほぼ直角近くまで座位姿勢を保持できる ポイント/自力では座位になれないが、支えがあれば座位保持できる状態を記載する

 

できない
腰椎圧迫骨折の既往があり日常的に腰痛がある。腰痛が悪化するため手で支えても10分間の座位保持は出来ない。日頃も食事は椅子に座って5分くらいで済ませ、受診の際などは待合室ではなく外来処置室で横になって待っている。 ポイント
出来ないと判断する選択基準に該当する状態であることと、日頃の具体的な状況を記載する
入院中で寝たきりの状態。起立性低血圧があり、起き上がりは経管栄養時のみで、医師からは、ベッドのギャッチアップは最大30度までとの指示がある。 ポイント
座位姿勢になれない医学的理由を記載する

座位保持の要件については「調査項目を読み解く7月:座位保持」参照

記載例 両足での立位保持

できる
左足が欠損しているが義足を使用していない。調査の際は右足のみで掴まらずに10秒以上立っていられた。 ポイント
片足のみであっても両足立位の定義にある行為が出来ていれば「できる」に該当し、その具体的な状況を記載する。
認知症があり、調査の際は指示が通らず確認動作はしてもらえなかった。介護者の話では日頃壁などに手を掛けて立つが、寄りかかる状態ではないとの事。 ポイント
実際に確認動作をしてもらえなかったことと、「出来る」を選択した理由を記載する

 

何か支えがあればできる
ふらつきがあり、腕に加重するほどではないが身近な物につかまらないと不安で10秒間は立っていられない。掴まれば一人で立っていられる。 ポイント/転倒の不安から掴まる必要がある状況を記載する
腰曲がりがあり、立っている時はいつも両手で膝を掴んでいる。膝を掴んでいれば立位は安定している。 ポイント/自分の身体の一部を支えにして保持する必要があることを記載する

 

できない
自力では立ち上がれず、介助で何とか立ち上がることが出来る。立ち上がっても体幹が横に傾き、何かに掴まっても自力では保持できない。 ポイント/何かに掴まっても自力では立位保持できない状況であることを記載する
下肢筋力低下があり手すりなどに掴まっても自力では2~3秒しか立位保持できない。10秒以上の立位保持には介護者に両脇を支えてもらう必要がある。 ポイント/何かに掴まっても自力では10秒間の立位保持ができない状況を記載する