審査会に伝わる特記を書く9月|つめ切り・視力

今月の記載例 つめ切り・視力

つめ切り

    ケース    ポイント
爪を切る必要の判断が出来ず、毎回家族に促されてつめ切りしている。爪きりの一連の行為は一人で出来る。介助されていない。
促しのみの場合は見守りに該当しないための選択だが、具体的な状況記載は対象者の理解につながります。
自分で切ったり週1回のDSで切ってもらったりさまざまである。自分で切る時は支障なく出来ている。介助なしでできる。
頻度での判断が難しい場合、能力を含めた全体像で判断し、その状況を記載します。
つめ切り自体は自分で出来るが、つめ切りの準備と切った爪の片付けなどは介助を受けている。一部介助。
具体的な介助状況を記載した例。
認知症があるが、つめ切りの一連の行為は本人がしている。つめ切り中の見守りはないが、きれいに切れていない時があるため、切った後は家族が確認している。一部介助。
付き添っての見守りはないが、切った後の確認が行われている場合は見守りに該当する例。特記事項に「常時付き添っての見守りはされていないが、キチンと切れているか確認されていることから見守りが行われていると評価し一部介助を選択」と記載すべきです。
現在入院中で、つめ切りは自分で出来る状態だが、毎回看護師がつめ切りしてくれている。全介助。
施設入所や入院などの場合、現在の状況が不適切かどうかは能力だけで判断せず、施設の方針や安全上の理由から、実際に行われている介助の方法で評価するのが妥当です。

視力

    ケース    ポイント
日常生活に支障がない程度に見えていると職員から聞き取る。普通
普通を選択しているが、実際に視力確認表で確認すべき。限られた空間で生活している場合、実際にははっきり見えていなくても「日常生活に支障がない」と評価される場合があります。
認知症があり視力確認表での確認は出来ない。日頃近くにあるものを手に取ったり眺めたりしていると聞き取る。約1m離れた視力確認表が見える。
視力確認表での確認が出来ず、選択の根拠とした日頃の状況を記載した例。
視力確認表での確認は出来ないが、食事の際は日頃から自分で箸を使って支障なく食べていると聞き取り、「約1m離れた視力確認表が見える」を選択した。約1m離れた視力確認表が見える。
視力確認表での確認は出来ないが、日頃の状況から選択し、その根拠を記載した例。
意思疎通が困難で、調査の際は眼を閉じており声掛けしても開ける様子はなかった。介護者の話では、日頃も同様で見えているかの判断はつかないと言う。食事介助される時は眼を開け、介助者のスプーンの動きに合わせて口を開けると聞き取る。目の前に置いた視力確認表が見える
視力確認表での確認は出来ないが、目の前の確認表が見える状態と判断し、記載した例。