認定審査会に伝わる特記を書くPart2|短期記憶・自分の名前を言う

短期記憶

ポイントおよび留意点

・質問内容に決まったものはありませんが、「何をしていたのか」が分かればよく、「どんな内容であったか」を聞いてその正誤で判断するものではありません。

<不適切な例>

:食事の献立は何でしたか?
:観ていたTVの内容はどんなでしたか? etc…

・訪問時の質問で確認が難しい場合や、普段の様子を知る同席者等がいない場合は「3品テスト」を用いて評価することが推奨されています。

記載例選択した選択肢ポイント
今言ったことを今忘れ、草取りしようと鎌を持って庭に出るも、何をしに来たのか忘れて戻ってくる。できない具体的な状況が分かる特記です。
今言った事をすぐ忘れる時が目立ってきているとのケアマネ談できない「目立ってきている」は頻度を表す表現ではありません。頻度が多い状態なら「頻度から選択」と記載したほうが良いでしょう
短期記憶は3品提示するも答えることが出来ず、短期記憶保持は出来ない。できない介護者などの同席が無い場合はこの記載で可ですが、より頻回な状況で評価するのが基本ですから、日頃の状況も記載するべきです。
質問すると取り繕って笑ってごまかし、また答えは実際と違う。できない調査時の状況だけではなく、日頃の状況が分かればその状況も記載するべきです。
朝食を食べたことは覚えているが、メニューを問うと「準備されたもの」とだけで内容は答えられない。できない留意点にあるようにメニューを答えられないことは選択根拠にはなりません。日頃の状況を聞き取り記載するべきです。

前回の 認定審査会に伝わる特記を書く:短期記憶の記事

自分の名前を言う

ポイント

・正答できるか判断できない場合は「できない」を選択します。
・調査当日の状況と日頃の状況を聞き取りし、その頻度から選択します

記載例選択された選択肢ポイント
意思の伝達は稀にできる状態で、途中で歌いだしたり、質問には全く答えられない。名前については姓も名も明確に答えられないが調査の際は呼名には反応があり、できると判断した。できる調査時の状況だけではなく、日ごろの状況の聞き取り結果を記載するべきと考えます。
脳梗塞後遺症による失語があり、意思の伝達はできる時とできない時がある。生年月日などには首を傾げるが自分の名前には頷いたため「できる」を選択する。できる判断理由は判りますが、日頃の状況の聞き取り結果も記載するべきです。
自分の名前を答えることはできないが、名前を呼ぶと顔を上げて呼んだ人の顔を見るできない「顔を上げるのみで正誤の判断ができない」と追記したほうが良いと思います。
全質問に首を傾げ「わからない」との返答。職員からの聞き取りで判断した。できない「職員からの聞き取りで判断した」の記載よりも、職員から聞き取ったどんな情報から選択したかを記載するべきです。

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