審査会に伝わる特記を書く8月|片足での立位・洗身

今月の記載例 片足での立位/洗身

片足での立位

支えなしでできる

ケース ポイント
認知症があり意思疎通は困難。起居動作は自立しており独歩可能。身体機能も維持されていることから選択した。 訪問時に確認動作をやってもらえなかった場合は、訪問時の状況で判断するのではなく、日頃の状況を介護者に聞き取りして判断すべきです。
片麻痺があり、麻痺側の足は完全に床から浮かすことが出来ない。健側の足にのみ荷重した状態で立位保持は出来る。 何らかの理由で片足を完全には上げられないが、もう片足だけで立位保持が出来ることから「支えなしでできる」を選択した記載例。

 

何か支えがあればできる

ケース ポイント
片足立位はふらつくために手すり等を掴んで保持する。 「支えがあればできる」の最低限の情報は記載されている。
右片麻痺があり、片足立位は左足でのみ保持できる。 具体的な記載は状態像の理解に役立つ。
左変形性股関節症があり、左足に荷重できない。右足では何かにつかまれば保持できる。 同上

 

できない

ケース ポイント
両下肢は常に力が入らず、自分で動かすこともほとんどない。 具体的な記載があり、状態像が判る
調査の際はめまいがするとの事で確認動作はしてもらえなかった。日頃は自宅の階段を家族に脇を支えられながら昇降しているとの事できないを選択する。 「できない」を選択した根拠が適切とは言えない。日頃の浴槽を跨ぐ動作など片足で立つ類似行為がないか聞き取りすべきです。
片足立位は出来ない。 「不安定で介助者の支えがないとできない」「下肢に荷重できない状態」など、できないを選択した具体的な状況を記載すべきです。

 

洗身

介助されていない

ケース ポイント
転倒による骨折が度々あり、入浴の際は定期的に職員が浴室に行き安否確認の声掛けをする。洗身は自分でしている。 洗身の介助はされていない場合でも、洗身に関連する具体的な介助の手間が判る記載は有用です。
洗身は介助されておらず、不適切な状態でもない。 必要最低限の記載はされています。

一部介助

ケース ポイント
入浴は週2回のディサービス利用時のみで、手の届く所は自力だが背部等は介助されている。 複数の入浴形態が考えられる場合は、このように状況が判る記載をします。
週3回介助で入浴している。 「介助で入浴」だけでは一部介助の選択が妥当であるか判断が出来ないため、具体的な状況を記載すべきです。
入浴の際は見守りが行われている。 単なる入浴に対する見守りは該当しないために、見守りの目的が洗身であることを記載すべきです。

 

全介助

ケース ポイント
入浴は器械浴で、洗身は全介助されている。 最低限の情報は記載されていますが、移乗の際の手間などが大きい場合は記載すべきと考えます。
介助を受けての立位保持が精一杯で、自分では洗身は出来ない。このため毎回2人介助で洗身が介助されている。 通常の洗身の介助よりも手間が掛かっていることが理解できます。
グループホームに入居中。指示が通らないために洗身は職員が介助している 「介助している」だけでは選択肢が適切かどうか判断できないため、「洗身のすべてが介助されている」などの記載をすべきと考えます。

 

行っていない

ケース ポイント
ベッド上生活で現在入浴は行っていない。ベッド上での清拭のみである。 判る範囲で、いつ頃から入浴洗身が行われていないかを記載すべきと考えます。
入浴は入院していた10日前が最後で、退院後は入浴も洗身もしていない。 状況は理解できますが、入浴洗身を行っていない理由の記載があればBetterと考えます。