認定審査会に伝わる特記を書く|感情が不安定・昼夜逆転

感情が不安定

特記記載のポイント

「感情が不安定」の”感情”は具体的には喜怒哀楽を指します。
特記は出来るだけ喜怒哀楽で表現するようにし、「興奮する」「感情的になる」という表現は状況が判りにくいので出来るだけ使用しないほうが良いでしょう。

記載例選択肢ポイント
周りの人に常に怒っており大声を出すある「怒るような場面でもないにもかかわらず」など、怒っていることが不適切な状況であることが判るように記載すべきです。
入院中で、同室患者の行動で気に入らないことがあると、自分の家族が面会に来た時にそのことを大きな声で訴えることが毎回あるある大きな声で訴えることが、場面や状況にそぐわない行為であると理解できるように記載すべきです
感情の起伏が激しく、急激に怒ったり泣いたりすることが週に1∼2回あるあるもともとの性格で感情の起伏が激しい場合は該当しません。もともとの性格によるものではないことを説明するべきです
難聴のために他の人が話しているのを自分の悪口と思い込み喧嘩になることが毎日のようにある。ある難聴が原因の場合は、この状況が不適切な行動とまでは言えないため「ない」を選択するべきです
グループホーム入所中で、他利用者に対して「この野郎!」などと暴言を吐くことが月に2∼3回ある。時々あるこの暴言が場面や状況に対して不適切であることが判るような記載をしたほうが良いと思います。
グループホーム入居中。日常的に気分の浮き沈みがあり、午前中は表情が暗く口数も少ないが、他の利用者との会話中に突然怒り出す時があるあるうつ傾向があったり突然攻撃的になったりすることは感情不安定の典型例です。

昼夜逆転

特記記載のポイント

特記の内容は「日中行われる行為を夜間行っており、そのために日中の行動に支障がある」状況を記載するようにします。

記載例選択肢ポイント
施設入所中。夕食後すぐに寝てしまい、22時ごろに起きだして朝までフロアで過ごしたりするが、特に日中傾眠になったりしないない夜間不眠ではあるが昼夜逆転とは言えないケースで、妥当な判断と思います
独居で、探し物が見つからないと夜中ずっと起きて探し、朝起きられない時がある。先月はヘルパーが来る時間になっても玄関の鍵が開かず、ヘルパーがアパートの管理人に状況を伝えて開けてもらったことが1回あったないこのケースの場合、その後は問題なく過ごしているとのことで「ない」を選択していますが、この状況は昼夜逆転に該当するため「時々ある」を選択するべきでしょう
夜中の12時や早朝に「ご飯を食べそびれた」などと言ってくることが月に2∼3回ある時々ある定義に該当しないので「ない」を選択するべきです
現在高齢者専門マンションに住んでおり、夜中に併設のDSに通所用カバンを持って来る時が月2∼3回ある時々あるこの特記だけでは昼夜逆転には該当しません。この事によって日中の行動に影響しているのであればその状況も記載するべきです
日中午眠の時間が長いと夜間眠れなくなり、次の日の行動に支障が出ることが月に数回ある時々ある認知所の周辺症状として評価する項目であり、単に眠れない場合は例え日中の行動に影響があっても昼夜逆転には該当しません。この場合は「ない」を選択するべきです
夜11時過ぎてもTVがついたままだったり,TVをつけたまま寝ているときがある。そして日中も寝ているときが週に1∼2回ある。ある単に夜更かしをしている状態の場合は該当しないので「ない」を選択するべきです
夜間頻回にトイレに起きるため朝起きれず、10時ごろに起きて来るため食事を食べ損なう時が度々ある。ある認知所の周辺症状として評価する項目であり、トイレに頻繁に起きることで朝起きられない場合は該当しません。「ない」を選択すべきです
現在入院中で、夜中に覚醒して独語や大きな声を出すなどするため看護師がナースステーションに連れてきて対応しているある夜間に行動していることは判りますが、昼夜逆転と判断する場合は日中の様子を併せて記載するべきです

 

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