認定審査会に伝わる特記を書くPart2|落ち着きなし

落ち着きなし

ポイント

帰宅願望から来る行動が該当します。〈家に帰りたい〉という意思表示と〈落ち着きのない状態〉の両方がある状況を記載する必要があります。

記載例選択した選択肢ポイント
箪笥の中の物を出したり入れたり、何か探し物をする等でいつも落ち着かない。外に出ようとする行動はないない単に落ち着かない行動のみの場合は該当しない。「ない」を選択したうえで具体的な状況を特記事項に記載する
グループホームに入所中で、どこに行くなどの意思表示がなく施設の玄関に行こうとするので目が離せない。ないこの場合、目的の場所がなく、意思表示もしていないため「一人で出たがる」に該当する
1か月前に消化器疾患で入院したが、無断離院や不穏があり2週間前に強制退院となり現施設に入居した。現在は「外の片付けしないといけない」などと言う時があるが外に出る様子はない。以前のことがあるので職員は見守りをしている時々ある環境が大きく変わった場合は、現在の環境での行動で評価し、この場合は該当しません。ただし、見守りが行われていることは特記に記載しましょう
小規模多機能連泊中で、一か月前に自室の窓から外に出てしまい、2時間後に職員に保護された。その後は職員が目を離さないようにしている落ち着きなし、一人で出たがる、ともに「時々ある」を選択「落ち着きなし」の場合は、帰宅願望の意思表示と何らかの行動があるかが判断基準のため、この特記では該当しません
小規模多機能の連泊を利用しており、夕方に周りが動き出すと自分も行動して落ち着かなくなり、見守りが必要になるあるこの項目は〈帰宅願望に伴う言動〉が対象なので、この場合は「ない」を選択し特記だけにするべきです
有料老人ホーム入居中で、毎日落ち着きなく施設内を歩き回り、他の利用者の部屋に入ったりするある落ち着かない様子があるのは分かりますが、この項目は帰宅願望に伴う言動があるかが判断のポイントのためこの場合は該当しない

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