審査会に伝わる特記を書く~11月~

11月の内容 認定審査会事務局の方に聞きました。

審査会事務局ってどんな仕事をしているの?

今回は認定審査会事務局の補助の仕事をしている方に、認定調査員との関りや調査員への問い合わせなどについて聞いてきましたので参考にして下さい。
なお、今回インタビューを受けてくれた方は、私が介護認定調査委託を受けている保険者で認定審査会事務局の補助歴4年目の方です。

審査会事務局の仕事の内容は大まかに以下のようになります。
1.審査会準備
・審査会資料作成→認定調査票と特記事項の照合、必要時調査員に連絡(記入間違い、記入漏れ、記載内容の不整合などの確認)、1次判定処理、主治医意見書記載確認など
・審査会委員への開催連絡
・審査会資料事前郵送

2.審査会の開催(審査会運営、進行をサポート)
・会場準備
・各審査対象者の紹介、説明
・判定結果、議事録の作成

3.審査判定結果の事務処理

上記の赤字部分が認定調査員に関わる部分となります。

審査会事務局の方への一問一答

ー1回の審査会で準備する件数は?
35~50件

ー1回の審査会の資料作成で認定調査員に問い合わせする件数は?
1回につき約10件程度

ー問い合わせする内容で多いのは?
・「できる」「介助されていない」「ない」以外の選択肢を選択しているにも拘らずそれに該当する特記記載がない
・項目の定義にあっていない評価をしている、選択理由が選択肢に該当しない
・特記に記載された選択理由が抽象的であったり、具体的な記載がなく状況が解らない
などなど

ー特記内容で頭を悩ましたり、判断に困るケースは?
・麻痺・拘縮の角度、介助の方法や有無での頻度の記載がないと選択肢が妥当か判断に困る
・能力項目で「できない」を選択した特記に「しかし○○は出来る」などと相反する記載がある場合
・4群の精神・行動障害項目で、一つのエピソードを特記に記載しそれで複数の項目の選択理由を説明しようとするが説明できていない場合
・4群の精神・行動障害「12.ひどい物忘れ」で、物忘れの症状を長々と記載するが肝心の「この物忘れによって何かの行動が起きているか、何らかの対応が必要な状況か」の記載がない場合

ー悪質なケースはありますか?
・ごく稀だが、前回の調査の特記をコピペしたかのように、前回と全く同じ特記を提出する人がいる(前回の特記で不整合があったので事務局が問い合わせを行い、その際両者合意の下で特記内容の一部を訂正したにもかかわらず、訂正前の文章のままで更新調査の特記として提出しているなど)
・悪質とは言えないが、更新申請の調査結果が前回調査の時と同じだったので、特記事項は前回の資料を参照として新たな特記を記載せずに提出した方がいる

ー認定調査員に望むこと、アドバイスするとしたら?
・選択肢の間違いなどは、ほとんどが認定調査員テキストの「選択肢の選択基準」や「調査上の留意点」などを見れば防げるものです。認定調査員テキストを良く見て欲しい
・3群認知機能項目の「1.意思の伝達」「4.短期記憶」で、特記に選択理由の記載がされていない場合があるので記載して欲しい
・審査会事務局としても手間のかかる調査員への照会は出来るだけ避けたいと考えており、疑問点は特記全体の記載内容から読み取ろうと努力している。照会を減らすために全体の状態像が解る具体的な特記記載を心掛けて欲しい 等など

どうでしたか、参考になりましたか?
審査会は審査会委員の方々の都合に合わせ夜に行われることも多く、また、審査会事務局とはいえ審査会にのみ関わっているのではなく、要介護認定に関する他の業務をしながらですから大変なのは想像がつきます。
審査会事務局の方々の手を出来るだけ煩わせないようにしたいものです。

 

 

 

 

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