話題|認定調査員が評価した1次判定が2次判定で変更される割合 

1次判定結果が2次判定で変更される割合はどの位か? 

2次判定結果が1次判定のままなのは全調査の83%

新規、区分変更、更新申請全ての要介護認定調査について、認定調査と主治医意見書をもとにコンピューターで判定された1次判定結果(要介護度)が、審査会を経てそのまま変わらずに要介護認定となる割合は83・3%となっています。(社会保障審議会・介護保険部会資料 H28年9月)

                (平成25年1月認定分)

1次判定が変更ならずに要介護認定なったケースの更新申請では、約半数が前回の介護度と変わらず

さらに、この2次判定結果が変わらなかった 83.3%のケースについて、6~24か月後に更新申請で要介護認定調査を行った結果、1次判定が前回調査時の要介護度と変わらなかったケースは 45.5%であったそうです。

さらにこの 45.5%のケースについて、前回同様に2次判定結果が1次判定のままであった割合は96%であったとの調査結果が出ています。

(平成28年8月集計分)

すなわち、更新申請における1次判定結果が前回の調査結果と同じ場合は、今回の2次判定でも1次判定結果のままになる確率が96%であるという事です。

 

この 96% と言う確率が、今年4月から始まった要介護認定審査会の簡素化対象6要件の中の一つである[コンピュータ判定結果の要介護度(1次判定)が、前回認定結果の要介護度と一致している場合は簡素化の対象]の根拠となっているようです。

いずれにせよ、今まで同様に正確な調査が求められているのは言うまでもありません。